茶と本


400年前に隆盛を極めた茶の湯。
日本で生まれたその特殊な文化は、これまで多くの書物によって語り継がれてきました。
しかし、それらを実際に読もうと思っても、なかなか手がつけられないのも事実。
この会では、現存する様々な資料たちの背景を紐解きながら、皆さんと一緒に当時の茶の湯への理解を深めていきます。
和綴じテキスト付き!

講座を終えた後は、武井宗道の点前にて一服差し上げます。

開場は、神楽坂は春風庵。とても素敵なお茶室です。

是非ご参加くださいませ。

 

 

 

【第4回】茶窓閒話

2019年9月12日

1部 15時~17時

2部 19時30分~21時30分

(毎月第二木曜日の開催です)

 

 

 第四回茶と本では『茶窓閒話』を取り上げます。

 茶窓閒話は、前回の茶話指月集に続き、当時の様々なエピソードなどを取り上げた書物です。

 茶湯をすると、客人たちが話してはいけない話題というものがあり、利休の弟子山上宗二は「我が仏 隣の宝 婿舅 天下のいくさ 人のよしあし」と言っております。

そのような、茶湯で話すことを「数寄雑談」と言いまして、山上宗二にしても、それをマスターするまでは何十年もの月日が必要と言っております。

 しかしながら、ではどんな話題が「数寄雑談」にあたるのか、指針がなくてはわかりませんので、それをこの書物をひらくことで理解していきたいと思います。

 

この会は、経験や知識、持ち物は一切必要ありません。
平服でお越しくださいませ。

 
【定員】
約10名(先着順となります)

【参加費】
5000円(ひきたての抹茶、和菓子、和綴じテキスト付)

3回連続受講の方は3回で10000円です。

※ご都合が悪くなった場合は、開催日2日前までにご連絡頂ければ振り替えもできます。

 

【場所】

〒162-0808 東京都新宿区天神町68

 

【お申し込み先】

申込フォームはこちら!


●「茶と本」を見てみよう

初めての方にとっては、お茶室で開催と言われたら、とても緊張すると思います。

ただ、勇気を出して一歩でも踏み込めば、そこには先人たちの智慧がたくさんございます。

もう少し詳しく知りたい!という方、ぜひご覧ください。

 

 

1、お茶室で座学

茶と本では、神楽坂の春風庵というお茶室をお借りして開催します。

机や椅子をご用意しておりますので、正座に慣れていない方でも安心してご参加頂けます。

また、茶の書物の座学というと、なんだか専門用語などがたくさん出てきてわからないのではないか、と不安を思う方もいらっしゃるかと思いますが、プロジェクターや資料を基にお話をすすめていきます。

目で見て、耳で聞くことで、話している内容を頭の中で思い浮かべることができますので、全く知らなくても、先人たちの智慧を理解することができます。

 

 

 

 

2、豊富な資料

茶と本では、毎回和綴じテキストがついてきます。

座学だけではつかみ取れない部分も、こちらの資料を改めて見ることで、当時の茶人たちが何を大切にしたかったかを読み返すことができます。

また、和綴じテキストですので、幾冊か溜まりましたら、紐を切り、お好きな順番にまとめて、資料を綴じ直すことも。

連続して受けることで、世界にたった一つの和綴じテキストが生まれます。

ぜひご活用ください。

 

 

 

 

 

3、最後の一服

最後は、武井宗道が一服差し上げます。

お茶の所作を知らなくても、座れなくても大丈夫。

そこに書物を知りたくて一堂に会した皆様と、心を同じくして美味しく菓子と抹茶が飲めれば、それで良いのです。

 

お菓子は骨董通りの「菊家」、お抹茶は後楽園の「香炉園」という、贅沢な取り合わせで差し上げます。

頭がいっぱいになった後は、リラックスして一服しましょう。

そうしましたら、座学は終了します。

●最後に

茶の湯の知識って誰のものですか?

家元、流派、学者、茶人、お茶の先生など、自分から遠い存在の人のものだと思っていませんか?

それは違います。

 

茶の湯の知識は決して特別なものではないのです。

 

実は、この文章を読んでいる貴方様も日常的に茶の湯をしております。

それは稽古に通うとか、お茶会に参加するとか、そのようなことではありません。

今日、誰かからお茶(紅茶でも、コーヒーでも)をもらっていれば、それが茶の湯です。

生まれてから今まで、皆、茶の湯をしてきているのです。

    

先達の知識は非常に興味深いもの。

特に、今のように様々な物資がそろっていない時代に、どんな創意と工夫をもって、客人の心を温めたか、知りたくありませんか?

ありがたいことに、彼らは茶の湯に優れているだけでなく、それを書物にして、後世にも伝わるように遺してくれました。

この智慧を知れば、貴方様の日常においても、より美味しいお抹茶を飲むことができるようになります。

 

本講座にお集り頂いた皆様と共に、先人たちの智慧に触れ、それをさらに深めていければと思っております。

お会いできることを、心より楽しみにしております。

 

武井宗道