曼荼羅茶会 夏

曼荼羅茶会

『喫茶養生記』という本を知っていますか?
約800年前、中国から茶を持ち帰った栄西禅師が記した、日本で初めて茶の効能をまとめた書物です。
その中に登場する、「栄西と茶」、「五臓と五味」、そして「曼荼羅」というキーワードを軸に、「講義」と、「曼荼羅御膳」の実践(食)をし、最後に皆で一服を楽しむ茶会を開催します。


●茶会について
・五臓の和合の門
「五臓の和合の門」とは、『喫茶養生記』の中で、なぜ茶を飲むべきかという論拠として登場する理論の一つです。
少しだけ紐解きますと、「人間には身体を司る臓器が五つあり―肝臓、肺臓、心臓、脾臓、腎臓―、それぞれ好む味―酸味、辛味、苦味、甘味、鹹味―が決まっている、またそれらは五行、五方など様々な分類が行われている、その中でも五臓の中心となる心臓が苦味を欲するため、我々は苦い食物、要するに茶を飲むべきなのだ」ということが書かれています。


・茶と曼荼羅
今回、五行や五方に合わせて、これらを図にして並べてみたところ、「曼荼羅」を顕していることが分かりました。
そのため、茶を喫するために、我々はまずこの曼荼羅の理解を深めることが、侘び寂びが興る前の、茶の原点を知るきっかけにも繋がることとなります。
今回、曼荼羅の講義を、群馬県は大聖護国寺の飯塚秀誉ご住職からご頂戴いたします。
大聖護国寺についてhttp://daisyou-gokokuji.net/


・曼荼羅御膳
上記の論通りであれば、お茶会の基本中の基本として、そこで提供される飲食物は美味であること以上に、参加された客人の「躰」を必ず健康にしてお帰り頂くことが肝要となります。
講義の後は、「五臓の和合の門」を基に、季節に合わせた「曼荼羅御膳」を召し上がって頂きます。
献立、調理は京都の和食、目黒の一つ星イタリアンで修業された五十嵐美雪氏にお願いしております。

・最後に一服
最後は当日に合わせた「ひきたての抹茶」を武井宗道より差し上げます。


茶の湯、曼荼羅、栄西、抹茶……このお茶会はたくさんのキーワードが登場します
少しでもご興味頂きましたら、ぜひご参加くださいませ。
お気軽にどうぞ!


●内容
講座 「曼荼羅と茶の湯」 大聖護国寺住職 飯塚秀譽
「夏の曼荼羅御膳」 五十嵐美雪
呈茶 武井宗道

 


●日時
2019年7月4日
19時~21時
(30分前に開場します)


●場所
フレミングハウス
〒135-0022 東京都江東区三好2丁目6−10
http://fleminghouse.jp/

開場はテーブル、イス席です。


●参加費
1万円(講義、御膳、抹茶、資料含む)


●参加方法
こちらのフォーマットよりお申し込みください。
https://forms.gle/sCs1i5akicDDMbfG9
※アレルギーなどについては「その他」欄にご記入ください

 

●持ち物
経験、知識、一切不要です。
また平服で結構でございます。


●講師プロフィール
飯塚秀譽
群馬県高崎市大聖護国寺住職。
大正大学仏教学部博士課程満期退学。元大正大学綜合仏教研究所研究員。元真言宗豊山派宗学研究所研究員。専門は初期密教経典に説かれる曼荼羅


五十嵐美雪
福井県出身。
大学卒業後、日本文化を深化させたく5年半京都で和食懐石料理の修行を積む。
東京に移り3年間ミシュラン一つ星のイタリアンレストランを経験。副料理長の役職を得る。
現在 薬膳、マクロビオティック、ケトジェニック等様々な食事法に対応可能な料理人として活動。


武井宗道
2011年、武家茶道の宗家内弟子入門。2013年、御家元より「宗道」の号を頂く。同年、独立。それより、流派に依らない茶の湯を伝える。 
これまで、2013年、ミャンマー国軍司令官、夫人へ呈茶(浅草寺伝法院)、2014年、タイ・ KOL KIMONO Japanese Experiencesにて茶会、ドイツ・ザイン城にて茶会、モンゴル参謀官へ呈茶(浅草神社)、円覚寺佛日庵にて茶会、2015年、粋場稽古主催(IKI-BA)、2016年、船上茶会開催、2017年、茶暦セミナー(ふれんち茶懐石 京都 福寿園茶寮)、NHKカルチャー講師、学習院生涯学習センター講師、などの茶会、座学、稽古、また、雑誌『和楽』にて、「茶帙(ちゃじつ)」という茶箱の提案など、様々な活動をしている。 
主な活動場所として、深川陽岳寺、ふれんち茶懐石 京都 福寿園茶寮、森下文化センター稽古場がある。

 

 

 

 

 


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